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お悩み3:妊婦とキンメダイについて
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   先ほど厚生労働省から妊婦はキンメダイやカジキを食べるのは週2回以下にするようにとの発表がされました。コレは魚介類に含まれる、メチル水銀の量に関しての発表で新聞やニュースで大きく取り上げられ、話題となっています。なぜ妊婦に限ってなのでしょうか。厚生労働省の発表はインターネットで公開されましたが、すぐに閲覧できなくなってしまいました。そこで今回は妊婦の特徴を踏まえてこの問題について考えてみました。
Q.1
厚生労働省の発表内容を詳しく教えて?
グラフ
 魚介類の多くに微量の水銀が含まれていますが(グラフ参照)、近年の国際的な研究結果から妊娠されている方又はその可能性のある方は、メカジキ及びキンメダイを食することを1週間に2回以下(1回60〜80gとして)にすることが望ましいとのことです。ほかにバンドウイルカは2ヶ月に1回以下(1回60〜80gとして)、ツチクジラ、コビレゴンドウ、マッコウクジラ及びサメ(筋肉)は1週間に1回以下としていますが、あまり食されていないため問題とはなりません。さらにインドマグロやクロマグロ、メバチマグロのメチル水銀濃度は高いものの、1回の摂取量が少ないため、これも問題とはされませんでした。
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Q.2
メチル水銀ってどんなもの?またそれはどうやってできるの?
 水銀とは有害重金属で、その中でもメチル水銀などは中枢神経に障害を与える有機水銀です。水銀は天然に存在するもので、環境中の水銀の主要な発生源は地殻からのガス噴射によるものですが、その他の人工的な汚染源としては化石燃料の燃焼、硫化鉱の精錬、セメント製造、ゴミ焼却などがあります。これらの水銀が雨で流され川や海に流出し、その一部が微生物の働きでメチル水銀に変化し、魚に取り込まれ、食物連鎖の上位にあるサメやメカジキなどの大型魚のほか、キンメダイのような深海魚、一部ハクジラに蓄積されます。
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Q.3
妊婦の特徴とは?
 妊婦で問題になるのは、妊婦本人ではなくお腹の赤ちゃんに問題が起こる事です。ご存知のように精子と卵子が出会い受精して1個の細胞となり子宮に着床することで妊娠となります。その後1個の細胞が子宮の中でさかんに分裂を行って赤ちゃんが作られていきます。このような時期に大量の放射能を浴びる、ウィルスに感染する、ある種の薬剤を摂取することで胎児が障害を受けることが、赤ちゃんの奇形を引き起こす原因の7〜10%を占めると言われています。特に妊娠5週から10週までの間は障害を受けやすい時期で、たとえ妊婦本人にはまったく問題とならないことでも胎児には影響が出てきます。例えば、風邪などで薬を飲むことや、レントゲンを撮ることは普通は全く問題になりませんが、妊娠している方は注意する必要があります。
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Q.4
具体的に妊婦はどんなことに気をつければいいの?
 まずは安易に薬を飲まないことです。薬の中には妊娠中に飲んではいけないものがあります。だからといって薬を飲んではいけないということではなく、医師の判断のもと必要最小限の量で妊娠中でも問題のない薬を内服することが出来ます。また、レントゲンも1枚撮ったからといって問題にはなりませんが、胃の透視やCTなどは胎児に問題が起こることもありますので、妊娠中には避けるべき検査です。タバコの吸いすぎや、アルコールの飲み過ぎもよくありません。また今回問題となった魚を食べることも注意が必要です。しかし、厚生労働省が示した基準以上に問題の魚を摂取したからといって必ずしも胎児に異常が出るわけではありません。
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ワンポイントアドバイス
 一般の人にとっては、魚介類を食べることはまったく問題ありません。しかし、妊婦や妊娠する可能性のある方は、一部の魚介類はもちろんのこと、薬やレントゲン検査、たばこやアルコールなど日常生活に注意することが必要となります。また問題の魚以外の魚介類には良質なタンパク質が多く含まれ、飽和脂肪酸が少ない反面、不飽和脂肪酸が多く、微量栄養素の摂取源でもあるなど妊婦にとっても重要な食材なのでこまめに摂取することを心掛けましょう。
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