indexへ
ごあいさつ
診療のご案内
お産について
女性の医学
施設のご案内
教室について
当院での取り組み
女性の医学
お悩み6:基礎体温について
イメージ
   女性ならば、「基礎体温」について誰もが1度は聞いたことがあると思いますが、実際にはどんなことに役に立つのか正しく理解している人は少ないようです。しかし、正しく使えば自分の体の状態を知ることができるだけでなく、避妊や不妊の治療、妊娠の診断などにも大いに役立つものなのです。
Q.1
基礎体温って何?
 人間が生命を維持するためだけに必要な体温のことをいいます。生理のある女性は卵胞ホルモンと黄体ホルモンが分泌されますが、これが基礎体温に影響を与えます。特に黄体ホルモンは体温上昇作用があり、体温の微妙な変化を毎日調べることが基礎体温をつけることになります。しかし、その温度変化は36℃〜37℃の間で変化しますが、普通の体温計では目盛りの間隔が大きすぎるので、専用の婦人体温計を薬局で購入する必要があります。また運動をしたり、食事をしたり、精神作用によっても体温が変化するため、朝、目を覚ました時、布団の中で舌の下に体温計を入れて計ります。
過去の記事わく
Q.2
どんなことが分かるの?
 成熟女性は卵胞ホルモンと黄体ホルモンによって周期的に生理がきます。これは女性が子どもを産むための準備であり、定めでもあります。この生理周期は1人1人異なっており、その生理周期は基礎体温をつけることによっていろいろな型に分けられ、自分の体の状態を知る上で重要になります。型は次の4つに分けられます。
1・排卵を認める正常な型
生理周期は28〜30日ぐらいであり、低温期と高温期の2つに分けられます。そのうち低温期は36.7℃以下で約14〜16日間、高温期は36.7℃以上で約14日間続きます。また、多くの女性が低温期の終わりに一瞬体温が下がります。この日が卵巣から卵子が出る排卵日となるのです。
正常な型
2・低温期のみで一相性の型
36.7℃以下の低体温期のみで高温期がない型です。これは排卵がないことを意味します。
低温期のみで一相性の型
3・黄体機能不全の型
36.7℃以上の高温期が9日未満という短い型です。
黄体機能不全の型
4・妊娠した型
36.7℃以上の高温期が続き、4ケ月後頃より少しずつ下がっていきます。
妊娠した型
過去の記事わく
Q.3
実際の活用法と対応の仕方は?
1・妊娠を望む場合
排卵された卵子の寿命は約24時間位で、精子は3日間受胎能力(妊娠させる能力)を持っています。正常に排卵がある場合は、排卵日の3日前から排卵の翌日までの5日間が妊娠の可能な期間です。しかし、排卵日当日またはその前日が最も妊娠しやすい時期ですので正確に予測するようにしてください。したがって、低温期のみの場合は排卵がないため、このままでは妊娠はできません。産婦人科にかかって排卵誘発剤などの投与が必要となります。また、黄体機能不全も妊娠しにくいタイプで、卵子と精子が出会って受精するのですが、その後に黄体ホルモンが十分に分泌されないことにより、妊娠を維持できなくなるので、やはり産婦人科にて黄体ホルモンを補充する必要があります。

2・避妊する場合
妊娠を望む人とは逆に、妊娠可能の5日間は性交渉を控えるか、コンドームなどで避妊が必要です。ただし精子も場合によって3日以上受胎能力を持っていたり、卵子も48時間生存している場合もあり、基礎体温だけでの完全避妊は困難です。また、生理不順でいつ排卵するか予測がつかない場合もあります。

3・妊娠の早期診断
排卵日より数えて21日目になっても体温が高く月経がこない時は、妊娠している可能性が高いことを意味します。

4・次回月経発来の予定
黄体機能不全がなければ、排卵日からおよそ2週間目に月経が発来します。
過去の記事わく
ワンポイントアドバイス
 基礎体温の計測が毎日つける必要があるため、煩わしく思うことがありますが、自分の月経周期を知る上で最も優れた方法です。特に排卵日の有無を知るには大切な方法で、不妊治療には欠かせないものです。一度、自分の月経周期を調べてみてはいかがでしょうか?
過去の記事わく
 
 
戻る UP
Copyright(c) Hanabayashi Ladies Clinic all rights reserved.