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お悩み7:性病(性感染症)と気をつけること
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   最近、セックス初体験の年齢が若くなり、性行動の自由化や多様化によって性感染症が増加し、性器外感染も増えてきました。このような時代にわたしたちはどう対処すればよいのでしょうか。
Q.1
性感染症って何?
 性感染症とは、主として性行為に伴う性的な接触が原因となって、直接ヒトからヒトへ、皮膚や粘膜を通して感染することによって生じる疾患です。従来は性病として、梅毒、淋病、軟性下疳、鼠径リンパ肉芽腫の4疾患を指すことが多かったのですが、近年ではクラミジア感染、ヘルペス、尖型コンジローマ、カンジダ感染なども含めて性器感染症と言われています。最近、若年層に増加して問題になっている性感染症にクラミジアや淋病があります。
グラフ
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Q.2
クラミジア感染症ってどんな病気?
 病原体は、クラミジア・トラコマティスという細菌で、従来から、目の疾患(トラコーマ、慢性角結膜炎)、鼠径リンパ肉芽腫の病原体として知られていましたが、近年、陰部クラミジア、非淋菌性尿道炎としても知られるようになりました。潜伏期(症状が出るまでの期間)は感染後2日〜6週間(通常10日〜12日)で、男性では、尿道から感染して透明白色膿の分泌、排尿時の痛み、尿道の痒み・不快感等を示しますが、症状は淋病よりも軽度です。しかし、前立腺炎、副睾丸炎を起こすこともあります。女性では、60〜80%は無症状ですが頚管炎(子宮の入り口の炎症)を起こすとおりものの増加や黄色いおりものが出現します。その後、感染が子宮内部から卵管へと波及し、子宮内膜炎、卵管炎を起こし、骨盤腹膜から肝臓の皮膜にまで感染が達すれば、下腹部痛だけでなく右上腹部痛を起こします。また、子宮外妊娠や不妊の原因ともなります。妊婦が感染している場合には、産道感染により、新生児の結膜炎や乳幼児の無熱性肺炎を引き起こすことがあります。
クラミジア検出率
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Q.3
淋病ってどんな病気??
 病原体は、淋菌で、感染はペニス、直腸(アナルセックス)、咽頭(オーラルセックス)等に限られます。感染原因は、ほとんどセックスによります。キス、便座、タオル、コップ等の接触を通じて感染することは、ほとんどありません。症状は男性の尿道に感染した場合には、感染後2日ないし9日の潜伏期(症状がでるまでの期間)を経て、尿道に軽い痒みや熱っぽさを感じ、尿道口から最初は粘液、次いで白く濁った膿が尿とともに出るようになります。このまま放置すると、頻尿と排尿困難を来たし、排尿の終わりに出血を見るようになります。さらに放置し続ければ、前立腺炎、副睾丸炎を起こします。女性の尿道に感染した場合には、感染後数日で、初期尿道炎または子宮頚管炎を起こしますが、男性よりも症状は軽いため、気付かないことも多いようです。しかし、膀胱炎を起こすと、頻尿や排尿痛などを伴います。その後、子宮内膜炎、卵管炎、卵巣炎、子宮周囲炎、骨盤結膜炎などに進展すれば、腹痛や発熱を生じるだけでなく、不妊の原因にもなり得ます。直腸に感染した場合には、便意、痛み、方屁、腸出血、痔、膿便、血便、下痢などを生じます。また、膀胱神経の障害により、排尿困難を来すこともあります。咽喉に感染した場合には、喉の痛み、咳、上気道部のうっ血などを生じ、感冒様症状(風邪)を示します。
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Q.4
なぜ、増加してきたのですか?
 クラミジアや淋菌が問題になるのは、感染してもなかなか気づくことがなく、その間に感染が広がってしまうことです。また、以前は性感染の溜まり場である歓楽街を中心とした場所での感染が一般的でしたが、最近では一般社会であるセックスパートナーや家族からの感染が多くみられます。また、感染部位も性器感染やオーラルセックスなどの広まりによる、口腔内感染もでてきました。
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Q.5
どんなことに気をつければいいの?
1.感染防止にはコンドームを使用することをお勧めします。
若年層のセックスでは妊娠しないかを心配することはあっても性病に関してはあまり気にしていないようです。
2.感染早期に病院にかかることです。
排尿時不快感やおりものがふえたり、下腹部が痛くなったり、性交痛があったりします。
3.不特定多数との性交渉は性感染症に感染する機会が増えます。
セックスパートナーが性病にかかっていたならば、たとえ自分に症状がなくても病院で調べてください。
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ワンポイントアドバイス
 性感染症はもはや一般的な病気となりました。セックスでは妊娠に注意するだけでなく、性病についても注意する必要があります。最近増加したクラミジアや淋菌は初期症状に乏しく、手遅れになると不妊症になります。さらに、症状が出にくいため、保菌者となり感染を広めることになります。
 性感染症の多くは一旦治療した後も、再び新たに感染することもあるので、自分だけでなく、感染はしているが、まだ症状が現れていないパートナーの診療も併せて行い、再感染を防止することが重要です。
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