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お悩み11:子宮筋腫について
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   子宮筋腫は、子供を出産した30才以上の女性によく認められる疾患です。しかし、最近では若い女性にもしばしば認められ、晩婚により不妊症の原因や妊娠に合併することが多くなりました。
Q.1
子宮筋腫て何?
 子宮筋腫とは、かたいこぶが子宮の筋層にできる病気で、成熟女性の約30%に認められます。また、女性の腫瘍性疾患で最も頻度が高く、良性の疾患です。
 また、子宮筋腫の出来る原因はわかってはいませんが、女性ホルモンが子宮筋腫の発育に深く関わっていると言われています。組織と癒着したりします。
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Q.2
どの部位に多いの?
 子宮筋腫は発生部位によって、奨膜下筋腫(子宮の外側)、粘膜下筋腫(子宮の内側)、筋層内筋腫(子宮の筋肉内)の3種類に分けられ、最も多いのは筋層内筋腫です。 子宮筋腫の種類(発生部位)
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Q.3
主な症状は?
 子宮筋腫の主な症状は、生理の量が多いことです。しかし、多くの人は自分の生理が多いのか少ないのか他人と比較できないため、なかなか分からないのが現状です。一般的に生理中に血の塊が多数出るようでしたら多いと考えられます。また、その結果として、貧血になったりします。次に多いのが生理痛です。生理の量が増えた結果として下腹部痛や腰痛が出てきます。不正出血も出てきます。たとえば、生理前に出血がはじまってからもいつまでも出血が続いていたりすることです。さらに子宮筋腫が大きくなると筋腫による圧迫症状として、頻尿や便秘、腰痛などが出てきます。また帯下の増加や不妊の原因にもなります。
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Q.4
診断方法は?
 まず、症状で月経過多や不正出血、生理痛などの症状から子宮筋腫を疑い、超音波検査にて子宮筋腫の存在と位置および数を調べます。場合によっては卵巣腫瘍との鑑別のため、MRI検査やCT検査などを行うことがあります。
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Q.5
治療方法は?
 子宮筋腫の治療法は、子宮筋腫の大きさや症状、年齢などによって異なります。しかし、筋腫が握り拳ぐらいの大きさになると、症状があまりなくても治療の対象になります。筋腫が小さなものや症状があまりない場合は経過観察となります。また、粘膜下筋腫は筋腫が小さくても過多月経や月経困難症になるため治療が必要になることもあります。対症療法としては、鎮静剤や止血剤、漢方療法があります。貧血には鉄剤の投与、下腹部痛や腰痛には鎮痛剤を使用します。次にホルモン療法があります。ピルを使って生理をコントロールします。本来は避妊目的で使用されているピルには、月経量を減少させたり、月経痛を和らげたりする作用があり、これを利用した方法です。次に偽閉経療法として、女性ホルモンの分泌を一時的に止める方法です。これにより、生理が止まり、筋腫が一時的に萎縮します。手術療法としては、子宮筋腫のみを子宮からくりぬく方法と子宮も含めて切除する方法があります。
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Q.6
最近ではどんなことが問題になっているのですか?
 不妊症や妊娠に合併することが多くなってきたことです。さらに子宮筋腫が不妊にどれだけ関係しているのか評価することが非常に難しく、不妊患者の高齢化によって、筋腫を切除するために不妊治療を約1年中止することが困難な場合があります。また、妊娠に合併している場合は、流産や早産、さらに不育症といって赤ちゃんが子宮内で十分に育たなかったり、出産時の出血が多くなったり、子宮筋腫の位置や大きさによっては正常分娩が不可能で、帝王切開になることもあります。
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ワンポイントアドバイス
 子宮筋腫は、晩婚化などの社会変化や初潮の年齢の早発化によって、しばしば、不妊症や妊娠時に認めることがあり、治療においても年齢、症状、筋腫の状態、妊娠の可能性の温存、そのほか社会的制約などを十分に考慮する必要がでてきました。早期に発見し、その後の対策をたてるためにも、一度検診をしておくことが良いでしょう。
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