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お悩み13:卵巣腫瘍て何?
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   女性の性器の中で子宮は赤ちゃんを育てるところですが、案外卵巣については知られていません。今回は、卵巣腫瘍について考えてみました。
Q.1
卵巣はどこで何をしているの?
 子宮は膣の上にあり、鶏の卵よりやや大きめのものです。その子宮の左右から卵管が出ていて、卵管の開口部に卵巣があります。卵巣は親指ぐらいの大きさです。卵巣は卵が詰まっているところで、正常な生理周期のある方では、1ヶ月に1回、どちらかの卵巣から卵が飛び出ます(排卵)。この卵を卵管が受け取り、卵管内の膨大部に運びます。排卵後12時間内に卵管膨大部で精子と出会うと受精を起こし、受精卵は1週間かけて子宮に運ばれます。卵管は精子と卵子の出会う場所です。また、卵巣は卵を熟成させ、排卵させる役目と同時に女性ホルモンを分泌しています。この女性ホルモンによって女性らしい体型をつくり、月経を起こします。

子宮図
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Q.2
卵巣の病気には何があるの?
 まず、卵巣が十分に機能していない場合があります。つまり、きちんとした排卵がなく、生理不順になったり、十分な女性ホルモンが出ていないこともあります。次に、卵巣が大きくなる卵巣腫瘍があります。他には、卵巣出血などがあります。
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Q.3
卵巣腫瘍にはどんなものがあるの?
 卵巣は腫瘍の宝庫で、(1)表面を覆う上皮(表層上皮、皮質)からは表層上皮腫瘍(2)性腺間質と呼ばれる精子を作る細胞からは性腺間質細胞(3)胚細胞(卵細胞)からは胚細胞性腫瘍(4)結合組織からは間質性腫瘍が発生します。また、それぞれが良性、境界悪性、悪性にわけられます。また、(1)は卵巣腫瘍の全体の2/3を占めます。(2)は6%、(3)は20〜25%を占め、20歳前後の若年者に好発します。80%は良性腫瘍ですが、年々卵巣癌での死亡率が増加してきています。

女性内性器の死亡率(人口10万対)年次推移グラフ
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Q.4
症状はありますか?
 卵巣腫瘍が小さいうちはほとんど症状が現れないため発見が遅れがちになることが多いようです。しかも、卵巣はお腹の奥にある沈黙の臓器です。こぶしぐらいになってはじめて症状が現れることもあります。また、子宮ガン検診や妊娠などで来院されたときに偶然発見されることも多いようです。悪性の卵巣腫瘍は高齢者に多く、発見されたときはかなり癌がすすんでいることが多いようです。
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ワンポイントアドバイス
 若年者にとって卵巣腫瘍のほとんどが良性なことが多く、それ自体問題にはなりませんが、卵巣腫瘍が大きくなると、腫瘍が捻れて急に下腹部に激痛が生じ、緊急手術になります。妊娠に卵巣腫瘍が合併すると、分娩に支障を来たす為に妊娠中期に卵巣腫瘍の手術を行ったり、帝王切開になったりします。ブライダルチェックで一度診察を受けておくと良いでしょう。
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