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お悩み28:帝王切開の適応と問題点
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   妊娠すると誰もが安産を願うのは同じなのですが、最近では帝王切開となる場合が増えてきました。
今回は、その原因と問題点を考えてみました。
Q.1
帝王切開とは?
 帝王切開とは、お母さんか赤ちゃんのどちらかに何らかの問題が生じ、自然分娩が難しいと判断された場合に選択される手段で、お母さんの腹部を切開して赤ちゃんをとりだす方法です。
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Q.2
帝王切開となる場合はどんな時?
 まず、選択的帝王切開と緊急帝王切開に分類されます。選択的帝王切開とは、妊婦検診などで、正常分娩が困難であるとあらかじめわかっている場合で、赤ちゃんの成熟のみられる38週ごろに日にちを決めて帝王切開をする場合です。
緊急帝王切開とは、お母さんまたは赤ちゃんに何らかの問題が生じ、急いで赤ちゃんを娩出しなくてはならない場合に行います。

 選択的帝王切開には、既往帝王切開、逆子(骨盤位)、多胎妊娠、前置胎盤などが多く、緊急帝王切開では、胎児仮死、児頭骨盤不均衡、常位胎盤早期剥離などがあります。

 一般には赤ちゃんの一番大きな頭がお母さんの子宮の下になっているのが正常ですが、逆に骨盤位の出産では、頭が最後となるため難産となったり、臍の緒が赤ちゃんの先に下がってきて赤ちゃんの状態が悪くなったりします。
多胎妊娠では早産や妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)などになりやすく、母親や胎児への負担を軽減するために帝王切開となります。
前置胎盤とは、赤ちゃんの産まれる通り道に胎盤が付着していて、正常に出産できない場合です。胎児仮死とは、赤ちゃんが産まれるまえに何らかの原因で心拍の減少を認め、一刻も早く娩出しなくてはならない場合です。
常位胎盤早期剥離とは、赤ちゃんが産まれる前に胎盤が剥がれてしまう場合で、赤ちゃんやお母さんの健康状態を著しく悪化させます。
児頭骨盤不均衡とは、赤ちゃんの通り道である骨盤が狭かったり、逆に赤ちゃんの頭が大きくて骨盤を通過できない場合です。
骨盤位 前置胎盤 常位胎盤早期剥離
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Q.3
帝王切開となる割合は?
 近年、帝王切開となる場合が多くなり、出産6〜7人に1人の割合で帝王切開となっています。
これは比較的安全に帝王切開ができるようになったことや、少子化により貴重児のため早期に帝王切開に踏み切ることがあります。
また、高齢出産に伴い、出産に対して母体や胎児に問題が生じやすくなったこと、反復帝王切開の増加、骨盤位などの適応症の拡大などがあげられます。
全国の帝王切開率
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Q.4
帝王切開の問題点は?
 一度帝王切開となると次回帝王切開となることが多くなります。
帝王切開は一般的に3回までが限度とされています。
帝王切開後次回出産は1年後にすることが望まれます。
帝王切開後の人工妊娠中絶は、子宮穿孔がおきやすく注意が必要とされています。
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ワンポイントアドバイス

 帝王切開は産科医にとって最後の手段です。
お母さんや赤ちゃんの状態を考えて最終的に産科医が決めるものです。
だれもが正常分娩を望んでいます。
しかし、帝王切開の判断が遅れれば、場合によっては赤ちゃんやお母さんに何らかの障害を残すこともあります。
出産する方にとって帝王切開をしなければならない理由をしっかり理解することが必要です。

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